Vol.15|知的財産戦略の総合サポート

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公序良俗

 公の秩序と善良の風俗のことですが、特許の世界ではその発明によって社会の秩序を乱す恐れがあるものとされています。紙幣を偽造するための装置だとか、婦女強姦用の器具だとか、身体に害毒なものを塗布した玩具などとしています。

 どんなものが、今までこの公序良俗違反とされたか、例を挙げること自体が公序良俗違反になりますので、××などと一部を隠したものがあります。ご紹介しましょう。

 「ワールドガイドカード」という考案では、この説明や図面に○○寺(実存のお寺名)という固有名詞が記載されていたのですが、××寺に改めさせられていました。

 あと一つが、「映像合成機能付き音響装置」で、カラオケの考案です。 なにが公序良俗違反かというと、図面に書かれたカラオケのタイトルです。 特定の曲とわかることがないようにしたのです。全部分かる人は相当なものですよ。

公序良俗の例

本内容はJPDSから発行された書籍「企業活動と知的財産~なぜ今、知的財産か~」から一部抜粋して知的財産の基礎的な知識をお伝えしています。



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