調査方針の作成方法(検索式の作成) 第2回
4.調査観点から「概念」を生成
「構成要素」「技術分野」「課題/目的/効果」それぞれの特徴を示す言葉を概念として抜き出す
概念とする言葉は、複数語や単語の組み合わせからなるものでも構いません
特に「制御」「設定」など一般性の高い言葉は1語では特徴を示す言葉にはならないので、抽出する場合は複数語の組合せとした方が良いと思われます。
例)「トラフィック制御」、「代表値の設定」、「通信機器の制御」など
事例
「適用技術分野」
ATMの認証方法
「課題/目的/効果」
被害者が犯罪者の危害を加えることを防止して、被害を最小限度に抑えること。
「構成」
- 通常以外の第二の認証情報を選択したとき
- サービスの実行を制限し、
- 警察に通報する。
抜き出した概念
ATM 犯罪での危害(被害)の防止・最小化 第二の認証 サービス制限 (犯罪の)通報
5. 「概念」を特許分類とキーワードで表現
概念を検索式で表現できるようにするためには、対応する特許分類とキーワードに分解する必要があります。
調査観点から概念を生成
概念を特許分類とキーワードで表現
複数の特許分類の和
キーワードの表現パターン
- 単独のキーワード
- 複数キーワードの積
- 複数キーワードの近傍検索
・概念に対応する特許分類は1つに限らないケースもあります。
そのため、調査対象とする技術により複数探す必要も出てきます。
・キーワードは概念と一対一で対応しないケースも多く、複数のキーワードに分解する必要があります。
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